トラウマとは心的外傷、つまり「心の傷」を指します。その人の生命、存在に強い衝撃をもたらす事象を外傷性ストレッサーと呼び、その体験をトラウマ体験と呼びます。トラウマは単なるストレスとは意味が異なり、過去に起こったストレスフルな事象が、後の人生に様々な影響を及ぼしているような意味で使われます。

特に注意が必要!子どものトラウマ

特に注意が必要!子どものトラウマ

大人に比べ、感情を言葉で表現する能力が育っていない子どもは、トラウマの影響を強く受ける傾向にあります。主なトラウマ反応には、身体的症状と行動の変化があります。具体的には、吐き気・めまい・頭痛、過食または拒食、感情の起伏が激しくなる、トラウマ体験を思い出す場所の回避、閉じこもるなどの反応があります。

子どもは自我の機能が未発達なため、過度の無気力感、退行現象、感情の麻痺など、トラウマ体験が人格・行動に変化をもたらす可能性が高く注意が必要です。気になることがあれば、落ち着ける場所で話を聞く機会を持つなど、周囲の方々の支えが重要になります。

安全・安心の確保で自分を守る

トラウマから「自分を助けるためにできること」として挙げられるのは、安全を確保することです。生活圏の安全性はもちろん、必要な時に助けを求められるコミュニティの有無を考えることで、安全を確保・向上させるための手段や方法を検討できます。

物理的・身体的安全を確保することと同様に、安心・安全だと感じられる感覚を持つことも大切です。不安や恐怖を感じても、楽しい思い出や親しい人を思い浮かべることができれば、安心感が得られます。

こんな時は迷わず心療内科へ

こんな時は迷わず心療内科へ

自分だけで解決できない時、苦しい状況を乗り越えることが難しい時には、サポートを求めることも大切です。辛い経験を思い出したくないという方もいらっしゃると思いますが、トラウマ体験や自分の置かれている状況を人に打ち明けることは、トラウマから回復するための大切な一歩になります。

家族やパートナーなど、身近な方に打ち明けることが難しい場合は、専門家にご相談ください。トラウマによって、身体的症状が見られる場合、心療内科に相談することができます。

身体の症状は単なる体調不良のみならず、ストレスからきていることも珍しくありません。ストレスを感じていらっしゃる方で腹痛や便秘などの不調が見られる場合には、心療内科の受診をおすすめします。

前橋市にある当院の心療内科・精神科では、心身の症状にお悩みの方の診療を行っています。トラウマや不眠、不安感などのお悩みは、お気軽にご相談ください。臨床心理士によるカウンセリングも行っています。患者様の心身の状態に合わせて、丁寧な診療・カウンセリングを行います。