一般の方にとって精神科や心療科、内科や心療内科の違いは分かりにくいかもしれません。心身と心の両面を治療する心身医学は、現代ストレス社会において重要になってきました。ここで心療内科における心身症について、ご説明いたします。

心身症について

心療内科とは内科の領域で心身医学を実践する診療科をいいます。そのため心療内科は主に心身症の方が対象となります。心身症とは身体が疾患にかかる範囲内において、症状経過や発症過程で心理社会的な因子が密接に関与しているのが特徴です。結果として気管支炎や胃炎などの器質的障害や、
物理的に異常が認められなくても機能や働きが阻害される機能的障害が認められる容態や症状が起こります。

また心理的要因とはストレス、幼少期のトラウマ体験、性格、対処方法などの問題を意味します。
社会的要因とは家族関係の問題、劣悪な労働環境などが挙げられます。心理社会的要因を考慮しながら、心身症を適切に治療するのが心療内科の主な役割です。

しかし、うつ病や神経症などの精神障害によって身体に症状が起こる場合は、心療内科ではなく精神科の領域となります。心身症は基本的に身体の疾患なので、内科と同じ症状となります。例えば胃潰瘍、狭心症、過敏性膀胱、過敏性腸症候群、偏頭痛、気管支ぜんそく、高血圧、不整脈、アトピー性皮膚炎、慢性胃炎などが挙げられます。

心身症の治療

心身症は身体的な治療だけでは治療が難しく、再発するおそれがあります。そのため身体と心の治療を一緒に行います。心理療法としてはカウンセリング、薬物療法、自立訓練などが挙げられます。
多面的な心理療法と身体的治療を半年ほど行うと、症状が改善するケースが多いです。

心身症の予防

ストレスと上手に向き合っていくことが、心身症の予防に繋がります。完璧主義、几帳面、責任感が強い、自己表現が苦手、自己犠牲の傾向、不安や緊張が強いなどの方は心身症を発症しやすい方といえます。ストレスがかかると不眠や心身症などの体調変化を感じたら、当院に是非ご相談ください。

群馬県前橋市にある当院は、主に心療内科や精神科を扱っています。開院から40年近く地域医療に貢献してきました。過去のトラウマや重いストレスに苦しんでいる患者様の意志を尊重し、不安や心身症の改善に向けて丁寧な説明や治療を行います。心身症にお悩みの方は、お気軽にお問合せください。