認知症は高齢者の方だけが発症するものではありません。20代で認知症を発症した方もいるからです。65歳未満の方が認知症になることを若年性認知症といいます。ここで若年性認知症について、ご紹介いたします。

初期症状について

若年性認知症の初期症状としてプライベートや仕事で短期の物忘れ、長期の予定忘れ、過去の体験談を忘れるなどの記憶症状が挙げられます。また買い物などで迷子になる、季節や日付などが分からなくなる、人違いが増えるなどの見当識障害も良く起こります。

また複雑な思考が難しくなるため、自動車の危険運転や部屋片付けができないなど、判断力や抽象能力などの障害を引き起こすこともあります。ご家族や身近な方に、このような初期症状があれば要注意です。認知症治療に力を入れている当院に是非ご相談ください。

ご家族が発症したら

若年性認知症は男性の方がなりやすく、アルツハイマー型と脳血管性型の発症が多い傾向があります。ご本人が、仕事ができる段階で理解力が残っているのであれば治療できる可能性もあります。
そのためには早期発見と家族のサポートが非常に重要です。脳血管性型であれば運動療法、薬物療法、外科手術で改善することが多く、アルツハイマー型ならリハビリ次第で回復することもあります。

物忘れや迷子の対策をしっかり行い、自動車の免許は返納するように説得を行いましょう。
また、ご本人の話は否定せずに耳を傾けて同情し、相手の立場になって対応しましょう。サポートや対処方法について判断に困ったら、当院までお問い合わせください。

相談窓口について

家族が若年性認知症を発症したがうまく対応できずに困ることも少なくありません。そんなときは一人で悩まずに、相談窓口を積極的に活用することをおすすめします。市区町村の窓口、保険所や保護センター、地域包括支援センター、認知症疾患医療センターなどの専門医、物忘れ外来などの病院が挙げられます。グループホームのリハビリや、オーダーメイドのデイケアサービスなどを活用すれば、ご家族の負担の軽減に繋がります。

当院は群馬県前橋市にある認知症疾患医療センターです。若年性認知症の予防として、生活習慣の改善が挙げられます。そして、初期症状の段階で早期発見することができれば回復できるチャンスも増えます。当院は医療、福祉、保健機関と連帯を取りながら、地域における認知症治療を支えています。

認知症治療の相談や鑑別診断、治療指針の選定や技術援助も行っています。さらに精神科グループホームでは、認知症治療や予防指導にもあたっています。是非ご活用ください。